イベントやライブで、ステージ前面に演者だけに見えるようなモニターが数台置いてあることがあります。これがプロンプターと呼ばれるもので、いわゆるカンペです。
客席からも角度によっては見えてしまうケースがあるのと、パッケージ版になった時のカメラワークによっては見切れている時もあるので、なんとなく存在自体は知っている方もいるのではないでしょうか。
ステージでなくても、たとえばスピーチやテレビのニュースでも使われていることが多く、この場合は透明の板の下にモニターを置いて文字を反射させて映し出す手法が主流ですが(これだと目線を下げずに原稿が読める)、ステージでは普通にモニターが置かれている場合がほとんどです。
ステージでのプロンプは、歌詞であったりイベントの進行やセリフ、立ち位置などが表示されています。たまに、スタッフからの指示が追加で差し込まれることもあります。
このプロンプはパワポなどで作られていることが多く、スタッフがステージを見ながら手動でページを切り替えていますが、歌詞を表示する場合は音と同期させて流していることもあります。
ただ、常にプロンプを見ながらになってしまうと目線が下がったままのパフォーマンスになってしまうため、あくまで演者に対するお守りというか、チラ見程度にとどめるような意図になっています。